ルーブル美術館展

今日が最終日。四月からずっと行こうと思ってたんだけど、今日やっと観にいってきた。俺は美術はほんとダメなんだけどやっぱり世界一流の作品はすごいもんがあった。官能と造形的探求の結合を求めたアングル。ロマン主義は人間の下意識に分け入って表現しようとするもの。これは今日の映画とか映像にも観られること。だからその人の感情を静止画から理解する読解力が必要だけど、難しい難しい。美術がまりっきり素人だから、変にうんちくに走らないで、感覚勝負。観てすごいと思うものは誰にケチつけられたってすごいと思うからね。一番の印象はジェリコーの「大洪水の風景」これは自然主義だけど、聖書に出てくるノアの箱船を題材にしてるもの。暗くてすごいダークなとこが観られると思った。今の社会もダークなところだらけだしね。インパクトがでかかった。もう一つはジェラールの「アモルとプシュケ」。あらぬ方向に視線を向けるプシュケをアモルは優しく抱き額にキスをする。なんか、良くない?この絵はすごい良いと思った。外国人はよくハグしたり、キスしあったりってコミュニケーションがあるけど、日本人でいうそういうコミュニケーションってないよね。なんか言葉じゃなくて人間の温度みたいなのが伝える会話みたいなのってあると思うんだよね。俺はこういうのかなり良いと思うんだが。ゆっくり回れて良いのは見直せたし、久しぶりに美術館を満喫した。前回はなんか作品に気持ちが入っていかなかったからね。