演劇WS

表現芸術系の夏期集中講座。二週間で演劇を作るんだけど、その芝居を観てきた。現代演劇、古典芸能、舞踏の三つを合わせて一つの作品にするっていう画期的な作品だった。現代演劇と古典芸能は普通に楽しめたけど、舞踏はちょっとわからなかったな。初めて観た感じ。ダンスとかとはまた違うし、難しい。
でも久しぶりの演劇だった。五年ぶりか。前はよく演劇を観に行ってたけど最近は全然行ってなかったからね。演劇と映画の違いとかを是枝裕和監督の講演の時に書いたけど、演劇の良さは会場にいる人全員がその「場」を共有することだと思う。映画と違って普通の会話をリアルに再現するんじゃなくてその場にいる全員に聞こえる「会話」とした作らなくちゃいけない。その非現実的なところが演劇の良さ。平田オリザは舞台上でのイメージの共有、観客も含めたイメージの共有、って言ってるけど観客の一人としては想像を膨らませる場としては舞踏が一番なのかもしれないね。でも演劇もうまく他の二つから移行されてるところも面白かった。観客に想像させる所とストーリーを説明する所をうまく構成してメリハリをつけることも重要だって言ってた。制作を考える上で作る人が何を感じて、観る人に何を感じさせるか。ここが一致する演劇ももちろん面白いんだけど、観てる人一人一人が違った感覚を持つ演劇も俺は素晴らしいと思う。演劇、映画の良さは作品一つ一つ、何かしら良いいところがあるってことかな☆なんでもそうだけどすぐ批判するのって俺は嫌だからね。

また演劇が観にいきたくなったからこの秋は芝居を観に行こうかなって思った。